廃炉という幻想 吉野実 著

福島の原発事故から10年経っても880tと見積もられるデブリの取り出し方法も処理方法のメドすら立たず、22兆円という費用も根拠が薄いらしい。

アタマは良いのかもしれないが、縦割り、無能、無責任な東京電力経済産業省に解決能力はない。

ジャーナリストの著作ではあるが、丁寧に説明していてウソを言っているようには見えない。

エネルギー確保のために原発再稼働論が力を得ているが、原子力という怪物はコントロール出来るのかという印象を再度持った。

 

2022年5月22日12時30分、これを書いている最中に福島で震度5の地震発生。日本国は大丈夫か?